暑いさなかの7月24日(日)、マリエンバード音楽教室は夏のおさらい会を実施いたしました。講師演奏の写真をメインに開催報告をさせていただきます。
今回もカワイ大宮ショップコンサートサロン「レガート」さんでの実施でした。暑さが厳しくなってきて、生徒たちは学校のイベント等とも準備が重なり、しかも急激な感染再拡大…
生徒さんの熱い頑張り、保護者様のあたたかなご協力なしには成立しえない会でした。講師が何も言わないのに皆様当日協力し合ってくれたことにただただ感謝しております。
大人のクラシックの名曲から、生徒の自編曲、子供たちの成果発表、Vn中村美音先生をお迎えしてのアンサンブルステージまで、今回も盛りだくさんの内容になりました。
大人も子供も、発表会からの課題の路線を継続する生徒、新しい教材に入った生徒など様々。
今回は2月実施の発表会とは異なり、ポピュラーもOKにしましたが、複雑なリズムに面食らった様子の生徒も。普段取り組んでいる教材にも全く出てこないわけではないのですが、流行曲の簡単な編曲でも原曲が変わるわけではないのでリズムは残りやすく、ある種ポピュラー特有のものといえるかもしれません。普段リズムの課題に取り組む時以上に「数えて!」と言い続けた気がします。とはいえ(前もこんなこと書いた気がしますが)「好き」の力はすごい!本番ではそれぞれの「好き」を凝縮して演奏してくれました。
小学生以下の生徒による第1部。正直胃が痛くなるほど心配だったのですが、みな最初の一音から私の杞憂をぶっ飛ばしてくれました!優しい音、キラキラした音、狩の笛、踊りの足音、様々な印象をそれぞれに想起させるカラフルな音に彩られました。普段から「書いてあることをただ弾かず、書かれている要素から様々な表現の可能性を考えてほしい」と雲をつかむようなことを言っていますが、それぞれに考える姿勢が見られ始めたことにも胸が熱くなりました。
講師演奏は、ソロ「グリーンスリーブス」。さらに、全収録で実施した2月の発表会のアンサンブルステージにご出演いただいたtp古屋ひろこ先生にご登場いただき「名探偵コナン メインテーマ」。このご時世なので基本的にはご自分の出演部終了次第お帰りいただいており、アンサンブルステージを見られない子もいるので、少しだけでも何をしているか知ってほしく、馴染みのありそうな選曲でお送りしました。
続いて、少しピアノ学習歴が長くなってきた生徒の中から希望者のみで行ったアンサンブルステージ。今回は講師のモスクワ音楽院での後輩であり、芯のある素晴らしいヴァイオリニストであり、埼玉を拠点に演奏活動を展開中の中村美音先生をお迎えしました。事前にリハーサルを実施していたのですが、美音先生の気さくなキャラクターと、一音弾き始めたら聴く人すべてをぐいぐい引きこんでいく圧倒的な演奏にみんなが笑顔に!本番でも全員がリハーサルでの経験を生かし、細かく注意するべきところは注意しつつ、皆がアンサンブルを楽しむことができました。講師演奏は、超定番曲「チャールダーシュ」(モンティ)。講師もめちゃくちゃ楽しみました!美音先生、ありがとうございました!
また、写真は掲載しませんが、ご親戚とのアンサンブル、兄妹での連弾もあり、このような社会状況ではありますが、少しずつでもアンサンブルの輪が広がっていけば良いなあと願わずにはいられませんでした。
中学生以上年齢上限なしの第3部、生徒の皆さんのそれぞれのチャレンジを楽しく聴きました!緊張しておいでの様子になかなか声をかけられませんでしたが、それぞれが素晴らしくステージをつとめあげてくれました。「音楽的であることが一番大事」とよく言うのですが、皆それぞれに素晴らしい歌を載せてくれていたと思います。
講師演奏はtp古屋先生と”What a wonderful world”、講師ソロでカプースチン・ピアノソナタ第1番「ソナタ・ファンタジー」より第4楽章でした。
(当記事中写真2~5枚目 by Shingo Kato)
さて、今回も記念品の一つはこちらでした…❤
Reno cafeさん、今回もありがとうございました!
次回実施の見通しは現在のところ立っていませんが(会場予約から始めないと…)、今回の様子を見ていて、社会状況を考慮しつつ大きな会場の使用を検討してもい良いのではないかなと思いました。
なかなか全員参加とはいきませんが、今後も生徒たちの発表の場を持ち続けていきたいなと思っています。それぞれに何かチャレンジするきっかけになればと望んでいます。
教室は現在一週間のお休みをいただいています。また次回レッスンでお会いできるのを楽しみにしています。出演者および保護者の皆さん、共演の先生方、お疲れさまでした!ありがとうございました。